先日、某整形系の方がTwitterで「これまで何十万もかけて医療脱毛を受けても毛が生えてきたけど、家庭用脱毛器を使ったら数回で生えてこなくなった」という旨のツイートをしていて、それに(私が見た時は)1万近い「いいね」がついていたのですが、
「いやいや、それ、家庭用脱毛器のステマじゃん……」
という案件だったので、ここでこっそり反論します。
もくじ
医療脱毛が唯一「永久脱毛できる」手段
これは脱毛にある程度詳しい人や、脱毛サロンやクリニックで何度かカウンセリングを受けたことがある人なら誰でも知っているのですが、医療脱毛だけが「永久脱毛できる」脱毛です。
エステサロンの脱毛や医療機器ではない家庭用脱毛器では、永久脱毛はできません。
というのは、医療機器の脱毛器(クリニックで使う脱毛器)はかなりパワフルで、毛を生やす組織であるメラニンを破壊したり、毛の育成の指令を出すバルジ領域という組織に熱でアプローチして、組織自体を変化させることができ、毛が生える原因を根本から断てるからです。
エステサロンの脱毛器や家庭用脱毛器は、医療従事者ではない一般人が使うため、体の組織を大きく変えられない作りになっています(そこまでのパワーがない)。
例えば、メラニンにしても、医療脱毛の脱毛器なら「破壊する」ことができますが、エステの脱毛器や家庭用脱毛器は「削る」ことしかできません。
そのため、一瞬「毛が生えてこなくなった」と思っても、またすぐ生えてきてしまうのです。
もともと体毛が薄い人や毛が細い人はエステの脱毛や家庭用脱毛器でも「効果があった!毛がだいぶ薄くなってほとんど気にならなくなった!」という状態になりやすいのですが、もとから毛深い人は、エステの脱毛や家庭用脱毛器ではなかなかその変化を実感しづらいです。

医療脱毛の”仕上り”は、どこでも全部同じではない
件のツイートを見て私が最初に思ったのは
「それはものすごくケチって、安い医療脱毛ばかり選んで通っていたからでは?」
ということ。
ご存知の方もいると思いますが、医療脱毛の料金は一律同じではありません。
医療脱毛は自由診療なので、クリニックごとに独自の料金設定をしていて、ものすごく安い料金を設定しているクリニックもあれば、ものすごく安いクリニックの2倍、もしくは3倍近い料金を設定しているクリニックもあります。
これだけ聞くと、「え、それはぼったくり!!」「あくどい商売をしている!」と思う人もいるでしょう。
私も、複数のクリニックで脱毛を受けた経験がなかったらそう思うかもしれません。
けれど、いくつもクリニックで脱毛をしたからこそ言えることがあります。
医療脱毛の料金は、質(脱毛の仕上り)に影響します。
脱毛料金高額の医療脱毛は、超ハイパワーですごく丁寧、時間もたっぷりかけて何度も照射
私はVIO脱毛を新宿のクレアクリニックで受けました。
クレアクリニックは医療脱毛の中では料金お高め。VIO脱毛料金の設定は最近安くなったようですが、それでも5回79,500円します。
VIO脱毛5回を5万円台で受けられるクリニックや、なかには5万円を切るクリニックがあるのを見ると、料金お高めの部類に入ると思います。
けれど、脱毛はものすごく丁寧で、こちらが「もういいよ」と言いたくなるくらい繰り返し何度も同じところを照射してくれ、時間もものすごくかけてくれます。
脱毛後、しばらくは毛が生えてこないのですが、その期間も長く、ツルツルっぷりもすごくて、次に生えてきた毛は明らかに細く柔らかくなっていて、かなり強く効果が実感できるのです。
予約の電話を入れた時の対応も良く、施術室もきれいで、「高いだけあるな」と、満足度はかなり高かったです。

安い医療脱毛はパワーにやや不安あり、でも全体的に薄くはなっている
さて、私は顔とVIOを除いた全身脱毛も、別のクリニックで契約しています。
こちらは医療脱毛にしては「激安」のランクのクリニック。
ただ、スタッフさんの対応はとても良くて、施術も丁寧です。
ただ、仕上がりはどうかというと、クレアにクリニックの脱毛で感じたほどの「すごい!毛が、毛がきれいに抜けた……!!!」「次に生えてきた毛が明らかに変わっている!!」的な驚きはありませんでした。
もちろん、脱毛部位が違うのもあるのですが、「確かに毛は減っている。でもまだまだだな」という感じはあります。
ちなみに、同じ部位を料金そこそこお高めの医療脱毛で体験照射したときは、「明らかに肌に熱がこもってる、効いてる……!」という感じがありましたが、私が契約したところではそこまでの「効いてる」感はありません。
とは言っても、もともととっても安い金額で契約しているので、それでも「コスパはいいし、満足している」のですが、「毛を一本も残さずツルツルになりたい」人は不満足に感じるでしょう。
そこそこ高い金額で、「効いてる!」を感じた体験レポはこちら

- お金をそれなりに払っても高い満足感を得て「毛を徹底的に抹消すること」を求めたい人
- そんなに大きな金額は払えないから、できるだけ安い料金でも全身を脱毛して自己処理頻度を減らしたい人
それぞれの需要が全然違うので、料金が高い医療脱毛があるのも、料金が安い医療脱毛があるのも当然で、それでいいと思います、
けれど、通う人がそれ(医療脱毛の料金は質に比例すること)を理解しているかが問題だと思うのです。
そして、そこそこ高い値段の脱毛に通えば、「毛が減らない」なんてことが起こるリスクはとても低いはずなのです。
家庭用脱毛器のデメリット
もちろん、家庭用脱毛器にもメリットはありますし、使い続ければ薄くなるという話も聞きます。
何より、近くに医療脱毛できるクリニックがない地域に住んでいる人や、仕事や家庭の問題で脱毛に通えない人には協力な味方となる存在です。
けれど、これも使ってみないと分からない問題があります。
- 背中側は自分ひとりじゃ脱毛できない
- VIOは痛すぎてセルフ拷問。1人で全体を照射するのはとてもとても難しい
- 家庭用脱毛器での脱毛は信じられないくらい時間がかかる
- よって、そのうち使わなくなる
このあたりについては、こちらの記事に詳しく書いてあります。

私は家庭用脱毛器を2回買いましたが、結局2回ともヤフオクとメルカリで売り、最後は医療脱毛に通っています。
人にやってもらうのが確実&短時間で楽、だからです!!!
そんな私がおすすめする、「高いけれど脱毛の仕上りが確実で満足の高い医療脱毛」はこちら。
安い料金で、でもそのなかでもできるだけ「コスパ高い!」と思いながら通えるおすすめの医療脱毛はこちら。

みなさんの脱毛選びの参考になれば幸いです。

脱毛研究家、脱毛ライターです。サロン、クリニック、いろいろなところで脱毛を受けてきて、今もなお脱毛中の元・多毛剛毛女子。カウンセリングを受けに行くのはもはやライフワーク。また、美容ライターとしても地道に活動。脱毛やムダ毛に悩む女子を全力で応援します。