健康な大人の女性なら、月に1度はやってくる生理。
ただ血が出ているだけでも体が重いしトイレのたびに面倒なのに、さらに生理痛という苦しみもあります。
中には、生理痛が辛すぎて吐いてしまったり、動けなくて救急車で運ばれる人も。
私の知り合いの看護師さんは、「生理痛が重いから、自分で痛み止めの注射を打ちながら仕事をしている」と言っていました。
私自身もかつては、ショッピングモールのソファで動けなくなったり、普通の痛み止めでは足りなくて、薬局で「一番強いやつください」と頼んでCMでは見たことのない薬を買って飲んだりしていたくらい。
けれど、いろいろな試行錯誤を繰り返し「あれ、こうすると生理痛が軽くなる!?」という方法を見つけ、最近では「ちょっとは痛くなるけど、薬は飲まなくても大丈夫」なくらいになりました。
生理痛に悩む女性の助けになればと思い、私が実践して効果があった方法をお伝えします。
もくじ
【速攻】生理痛をラクにする方法その1 腰を温める
これは、私が以前利用したよもぎ蒸しサロンのオーナーに教えてもらったのですが、お腹ではなく腰を温める方法。
腹巻でもいいし貼るタイプのカイロでもいいのですが、腰(背中側)を温めます。
子宮は横から見ると前より後ろ側に近い位置にあるため、腰をあたためた方がより子宮が温まりやすいからだそうです。
【速攻】生理痛をラクにする方法その2 手で三角をつくり、おへそを囲む
これは、以前通っていた整体院の先生に教えてもらった方法なのですが、お腹に手を乗せる方法です。
お花の位置がおへそです。
この形でしばらくお腹に手を乗せていると、不思議と痛みが和らぎます。
「手当て」ってこういうことか!と驚いた方法。
【速攻】生理痛をラクにする方法その3 歩くまたは走る
生理痛には”血行”が大きく関連しているように感じており、私は全身の血行を促進することを重視しています。
動けるようであれば、お腹が冷えない恰好で、早歩きでヲーキングしたり、または軽くランニングしたりすると、いつの間にか痛みが消えています。
けれどこれは無理しないで、自分の体調と相談しながら行ってください。
普段から心がけたい生理痛を消す方法
運動して血行のいい体を作る
自分の体の変化から学んだことのひとつが、「運動している期間は生理痛にならない」ということ。
たとえば、毎週土曜日の朝、必ずランニングしていた期間があるのですが、その期間は生理痛に苦しむことはありませんでした。
また、ジムに通ってランニングしていた時も生理痛はありませんでした。
私の場合は、週に1度、20分ほど走って汗を流すと生理痛にならないようです。
運動といっても、ストレッチくらいだと不十分。「走って流れるくらい汗をかく」のがいいようです。
整体で体の歪みを取る
骨盤がゆがんでいると生理痛が重くなりやすいです。
脚を組むクセがある、鏡で見た時左右の肩の高さや腰のくびれが違うというのは、体がゆがんでいる証拠です。
腕のいい整体の先生のところにいって施術を受け、歪みを治しましょう。
勘違いする人が多いのですが、「整体」というのは体の歪みを取る施術で、マッサージではありません。
「整体」という看板を出しておきながら、やっていることはマッサージというお店も多いので注意しましょう。
いろいろな方法の施術がありますが、よくわからない人は「カイロプラクティック」で調べてみて。
「身体が整う実感がある」「写真や鏡で、施術前と施術後の変化を確認させてくれる」ところを選ぶと安心です。
自分に合う合わないがあるので、いくつか通ってみるのがおすすめ。
砂糖を控える
以前、私がある食に関する集まりに参加した際のこと。
参加者の女性たちと雑談をしていたとき、ある人が
「砂糖を辞めたら生理痛が軽くなった」
と話したら、周囲にいた女性の多くが
「分かる!」
「私も!」
と反応しました。
さらに、「生理の時に出てくる血が、黒くてドロッとした血ではなく、けがをしたとき出るような、赤くてサラサラした血に変わった」という人も。
聞いてみると、白い砂糖は血液をドロドロにし、血の流れが悪くなるそうです。
とは言っても、甘いお菓子はやめられないという人も多いですよね。
皆さん、スイーツを完全に断っているのかというとそうではなく、
- フルーツを食べる(生もしくは砂糖を使っていないドライフルーツ)
- 精製されていない砂糖を使ったお菓子を選ぶ(自然食品店で購入できます)
- ハチミツやメイプルシロップで甘さを付けたお菓子を選ぶ
などで対応しているそう。
私も、できるだけ砂糖は控えています。
食品添加物を避ける
砂糖を控えるようになったのと時を同じくして、体に入るものに気を付けるようになりました。
できるだけ食品添加物の少ない食べ物を選び、体が自然な状態を保てるように注意しています。
「食品添加物の少ないものって、どんなもの?」
という人に、分かりやすいのが、食べ物を買う時に原材料の表示を見ること。
例えばクッキーなら「小麦粉、バター、砂糖、たまご、バニラエッセンス」と書いてあればOKですが、ここに「乳化剤、増粘多糖類、ショートニング、着色料、加糖練乳」などと書いてあればそれらは食品添加物です。
自分が手作りするときに使わないもの、名前を見てその実物がイメージできないもの、と考えると良いでしょう。
買う時はできるだけそういった余計なものが少ない商品をセレクト。
食品添加物を避けることが生理痛解消につながったとは言い切れないのですが、「変なモノを体に入れない」「できるだけ健康な体を作るようにする」という観点からずっと継続していることなので紹介しました。
岩盤浴・よもぎ蒸しなどで体を温める
定期的に利用する必要がありますが、岩盤浴やよもぎ蒸しをすると体があたたまり、繰り返すと末端から冷えにくい体になります。
体温の低さを自覚している人は岩盤浴やよもぎ蒸しを定期的に利用し、体を温めることを心がけて。
生理痛が痛いけれど、薬を飲みたくない!
生理痛の薬を飲むと眠くなるし、なにより薬を飲むこと自体が嫌、という人も多いですよね。
そんな人に知っておいていただきたい知識が。
それが、硫黄(MSM)です。
有機硫黄はMSM(メチルスルフォニルメタン)という名前で関節痛のサプリメントにも入っている成分。もともと硫黄は私たちの体にミネラルとして含まれています。
硫黄には炎症や痛みを抑える効果があると言われており、「生理痛に効く」という口コミが広がっています。
自然にあるもの、そして私たちの体にもとからある成分なので、私は薬を飲むより安心だと思っています。
Amazonでも買えますが、オーガニック視点で商品をセレクトしているアイハーブの方が安心かも。
アイハーブ Doctor’s Best, MSM OptiMSM入り、、1,500 mg、120粒
こちらの硫黄MSMは天然のものとなります。
アメリカからの輸入になりますが、数日で届きますし商品も特に問題ありません。オーガニックなのに安いのがポイント。あと、オーガニックのナッツもとてもおいしいので、併せて購入するのがおすすめ。商品代金2,000円以上だと送料が無料になります。
初回10%割引、リピートでも5%割引になるクーポンもあるので、気になる方はぜひ試してみて。
おまけ 「あたたかいココアを飲んで」
生理痛が苦しかったとき、会社で「お腹が……痛い」と言っていたら、隣の席の先輩が「私の友達が、生理痛にはココアがいいって言っていつも生理のときはココア飲んでた。ココア飲んだら」という話をしてくれたことを、生理のたびに思い出します(笑)
ココアもホットなら体が温まるし、ポリフェノールを含んでいるので抗酸化作用で健康にも美容にもいいですね。
なにより、ホッとします。
ここに書いた方法を試してもよくならない場合、もしかしたら子宮に病気がある可能性も。月経の血の量が多く、多い日用や夜用を使ってタンポンを併用しても間に合わないという場合は、婦人科を受診することをおすすめします。
余談ですが、VIOの毛が少ないと生理の時とても楽ですよ。


脱毛研究家、脱毛ライターです。サロン、クリニック、いろいろなところで脱毛を受けてきて、今もなお脱毛中の元・多毛剛毛女子。カウンセリングを受けに行くのはもはやライフワーク。また、美容ライターとしても地道に活動。脱毛やムダ毛に悩む女子を全力で応援します。