冷えに悩む女性は本当に多いですよね。
これから寒くなる季節ということもあり、「寒いの、本当に耐えられない!」と今から震えている人もきっといることでしょう。
私自身、超寒がりの冷え性でいろいろな対策を試してはいるものの、なかなか効果がでなかったのですが、ついに「完璧!」とも言える冷え性対策を見つけました。
それがよもぎ蒸しです。
もくじ
よもぎ蒸しが冷え性に効く理由
よもぎ蒸しとは、韓国で古くからおこなわれている民間療法です。
穴の開いた椅子の上に素っ裸になってマントを羽織って座り、椅子の下にお鍋を置いて、中に水とよもぎなどの薬草を入れ、グツグツ煮た蒸気を下肢に当てるというもの。
よもぎ蒸しという言葉自体は知っていたのですが、これをすることでどんな効果があるかまでは知りませんでした。
先日、よもぎ蒸しセットを購入して自宅でよもぎ蒸しをしているという女性と知り合いになり、「よもぎ蒸しって、具体的にどういう風に身体によいのですか?」と聞いたところ、こんなことを教えてくれました。
- 体を芯から温めるため、内臓がしっかり温かくなる
- 血液の温度も上がる
- デトックス効果があり、悪いものが膣から液体になって出ていく
- 夜、ぐっすり眠れる安眠効果がある
- 自律神経を整えるので、ストレスを癒す効果がある
おお、なんだかすごく良さそう!
それぞれ、もう少し詳しく教えてもらいました。
よもぎ蒸しは内臓を温める
多くの女性が冷え性で悩んでいます。特に足や指など体の末端が冷える末端冷え性は本当に寒くてツライ!!!
私たちは冷たくて凍えている指先などの末端をあたためようとしがちですが、それはほんとうにその場しのぎにしかすぎません。指先や足先だけ温めても、身体の芯が冷えたままで、ゾクゾクした寒さが残ったまま、という感覚、誰もが持っているのではないでしょうか。
体が冷えているというのは、体の中心も冷えているということ。つまり、体の中におさまっている内臓の温度も低いのです。そのため、いくら体の末端を温めても、中心が温まらないと末端も冷えやすいのだそう。
寒いとき、体を温めようとサウナや岩盤浴に行きます。あれは身体の表面はかなりの温度まで温めてくれるのですが、体の内側まではなかなか温まりません。また、サウナや岩盤浴はずっと入っているのがきつく、ある程度に時間が経つといったん出て、水を飲んで休憩して、また中に戻って、というサイクルを繰り返します。そして、中にいる間は暑苦しい!
ところがよもぎ蒸しは、長い時間蒸していても「辛い」「苦しい」という感覚になりません。けれど少しずつ汗をかくので、体は温まり体温が上がっているのは分かります。
よもぎ蒸しが長い時間蒸されていても辛くならない理由の一つが、体を外側からでなく内側からじっくり温めているからです。よもぎ蒸しを受けると、体はまず、体の中の大切な機関で温度が低い場所を温めようと頑張ります。多くの場合それが内臓なので、最初はひたすら、内臓が温められているのです。
そのため、内臓が冷えすぎている人は、よもぎ蒸しを受けていてもあまり汗をかきません。汗をかくのは、内臓がしっかり温まった後です。
よもぎ蒸しは血液の温度も上げる
よもぎ蒸しの話を聞いていて「すごいな!」と思ったのが、体温だけでなく血液の温度が上がるという話。
皆さん、体温計で測る体温と、血液の温度は同じではないって知っていましたか? 血液は体温より数度低いのが普通です。
サウナや温泉、岩盤浴で体を温めると体温は上がりますが、なかなか血液の温度まではあがりません。
しかしよもぎ蒸しを受けると、血液の温度も上がるそう。
「ほんとうですか?」
と尋ねたところ、血液の温度を測定できる機械で測って確かめたとのことなので確かです。
血液が温まれば、血管も、その周辺の細胞も温められます。体全体がしっかり温かくなるのです!
よもぎ蒸しはデトックス効果がある
女性器は、いろいろなものを吸い込んでしまい、吸い込んだ悪いものを子宮にためるという話を知っていますか?
いいものも悪いものも吸い上げてしまうそうで、例えば、生理用ナプキンは作るときにたくさんの薬品を使うため、その薬品も女性器は吸い上げてしまうそう。
布ナプキンに変えたら生理痛が軽くなった、経血の質が変わったという話をよく聞きますが、それはここからきているのではないかと思います。
また、美容院で長く働いた女性が出産すると、羊水からシャンプーのにおいがした、という話も聞いたことがあります。長年触れ続けていたシャンプーの成分が経皮から取り込まれ、子宮に溜まっていたのだろうという話なのですが、恐ろしいことです。
さて、そんな子宮ですが、よもぎで蒸すことで、自然と子宮に集まっていた体中の毒をデトックスできます。
このデトックス効果は視覚的に確かめることが可能。
私たちの身体から出た毒素は、椅子の下のよもぎが入ったお鍋の中にたまります。このお鍋の中に、泡が出たり油が浮いたりして、私たちの体調や出た毒を教えてくれるのです。
よもぎ蒸しを受けで毒を出すと、ぐっすり眠れる、生理が軽くなる、おりものが減るなどの効果を聞きますが、デトックスしたからこその効果だと考えると納得できます。
よもぎ蒸しで不眠解消!
よもぎ蒸しを受けた多くの人が
「夜、すごくぐっすり眠れた!」「眠りの質が変わった!」という感想を言うのだそうです。
おそらく、デトックスされたことと、よもぎ蒸しを受けて自律神経のバランスが整ったため、副交感神経がしっかり働くようになった結果だと考えられています。
不眠に悩んでいる人、ぐっすり眠れない、夜中に何度も目が覚めてしまうという人にも、よもぎ蒸しはおすすめです。
よもぎ蒸しでストレス緩和
現代病ともいえるストレス。多くの人が当たり前のように強いストレスにさらされていますが、ストレスを受け続けると病気になりやすいことが分かっていますし、イライラして笑顔も減ってしまいます。
また、仕事や家庭、人間関係だけがストレスの原因ではありません。自律神経のアンバランスも体にはストレスになるのです。
よもぎ蒸しは自律神経のアンバランスを整える効果があるので、自然とストレスが緩和されます。
よもぎ蒸しを受けることで「あれ、イライラが減ってる?」という効果があるかもしれません!
体験!黄土よもぎ蒸しで風邪がいっきに回復!
健康がとりえの私ですが、最近仕事に追われまくり、ほとんど休みらしい休みを取れていませんでした。
そのため、珍しく体調を崩して風邪を引いてしまいました。ところが、風邪がいつまでたっても治らない。
普通なら3日もあればだいぶ良くなるのに、このときはなんと2週間も微熱と咳、鼻水が続きました。
さらに人から指摘されるくらいストレスも溜まっていて、自分でも「そろそろヤバいかも」という感覚があったときに、知人からよもぎ蒸しの話を聞いたのです。
これも何かのタイミングでは、とさっそくよもぎ蒸しを受けにいくことに。
その際知人から「よもぎ蒸しにはいろいろ種類があるけれど、黄土よもぎ蒸しが良い」と聞かされていました。
これは、私たちが座るよもぎ蒸しの台の素材の話。
木製の台もあるのですが、黄土という土で作られた台は、遠赤外線を発する効果があるため、より体がしっかり温まるそうなのです。
ただし黄土よもぎ蒸しの台は、台そのものが効果なのでお値段も高め。
いろいろ調べてみたところ、料金の相場はこんな感じ。
- 黄土ではないよもぎ蒸し 30分 2,000円
- 黄土よもぎ蒸し 30分 3,500円
だいぶ値段に差がありますが、せっかくなので黄土を試してみることに!
黄土よもぎ蒸しをやっているサロンに予約をして、訪れてみました。
内臓が冷えすぎていて、よもぎ蒸しでほとんど汗をかけない
最初にカウンセリングを受け、さっそくよもぎ蒸し開始。
最初に顔を蒸し、次に足を蒸し、その次は腰の後ろを蒸し、最後に穴の上に座って全身を蒸すという工程で全40分のコースでした。
顔を蒸すためにマントを頭の先まですっぽりかぶり、椅子の上に顔を伏せると、確かに少し熱い。
けれど汗をかくほどではありません。
足、腰、全身と進み、確かに温かくはあるのですが、そんなに汗が出ない。
すると、サロンのお姉さんが
「内臓が冷えていると、汗をかくよりも熱を内蔵に伝え、内臓を温めようと、体が頑張るんです。だから内臓が冷えすぎていると汗をかかないんですよ」
と。
お姉さんもそういう経験をしたことがあるそうで、疲れがピークに溜まっていたときは、いつも汗びっしょりになるのに全く汗がかけなかったそう。
私も同じで、蒸気があたるところは蒸気で濡れるのですが、汗をかいたという感じではありませんでした。
ところが。
その日家に帰り、睡眠をとったところ……
ものすごく睡眠の質が変化したという感じではありませんでしたが、普段よりも夜中に目が覚める回数は減り、
さらに、朝目覚めて活動を開始してみると……
あれ、体が軽い?
昨日まで感じていた喉の痛みがだいぶ減ってる!!!
こんな風に、一晩で風邪の症状がだいぶ緩和していることが分かりました!
これはすごい。
風邪が治らなかったのは、内臓が冷えすぎていて免疫機能が全然働けなかったからなんだ、と実感。
内臓を温めることの大事さを強く感じたのです。
2度目のよもぎ蒸しで汗びっしょりに!
よもぎ蒸しの効果に驚き、「もう一度よもぎ蒸しで体をあたため、風邪を完全に直してしまおう!」と、3日後にもう一度、今度は違うお店によもぎ蒸しを受けに行くことにしました。
1回目は黄土だったので、2回目は木の台のよもぎ蒸しを選択。どう違うのか、比べてみることに!
結果……
ものっすごく汗をかきました。驚くくらい汗びっしょりになり「あ、ようやく内臓がしっかり温まってくれたんだ!」と実感!
木の台のよもぎ蒸しより、黄土よもぎ蒸しのほうがいい!
けれど木の台はあまり心地よくなく……
なんだろう。
安っぽさ?
最初に黄土を知ってしまったので
「……黄土がいい……」
という思いが抜けませんでした。
座り心地、温まり度合い、全部違います。
黄土がドラフトビールだとしたら、黄土じゃないほうは缶の発泡酒です!
黄土がカニなら、黄土じゃないほうはカニカマです!
黄土が1個1,000円のケーキなら、黄土じゃない方はコンビニの甘いだけのケーキです……
どうせお金を払うんなら、黄土のほうがいい!
けれど、この2回目のよもぎ蒸しで体が芯から(内臓も血液も)しっかりしっかり温まったようで、次の日は指先・足先までぽかぽか。
「よもぎ蒸しを続けたら、冷えに悩まされなくてよくなるのでは!?」
と強く感じました……!
黄土よもぎ蒸しが良いのは、体から出たものが分かる
黄土が良かったのは、黄土の場合、おそらくセットによもぎを入れて煮るポットも含まれていて、それも黄土なんです。
で、黄土のポットの中に、体から出た悪いものが入ると、その泡や油が見えるんです!!
けれど、黄土じゃないほうのよもぎ蒸しは、よもぎを入れて煮るのがアルミの鍋みたいな入れ物で、体から出たものが入ったはずなのですが、泡にも油にもなっていませんでした。
悪いものを視覚で確認できなかった!
それが残念でした……
よもぎ蒸しは週に1度受けると理想的
これは、最初に黄土よもぎ蒸しを受けたサロンのお姉さんんが教えてくれたのですが、よもぎ蒸しを受けると、その情報を細胞が1週間は覚えているそう。
なので、週に1度よもぎ蒸しを受けて、細胞に「温められた」という情報を与え続けると良い状態がずっと保てるのでおススメとのことでした。
もう少し頻度を落とすにしても、2週間に1度くらいは受けてほしい、とお姉さん。
まあ、向こうは商売だからね……(^^;
けど、毎週受けたいと思うくらい、クセになります!それくらい、イイ!!!
2週間に1度、つまり1ヶ月に2回か。
黄土よもぎ蒸しは1回3,500円だから1カ月で7,000円、と考えると、まあ無理ではない。
よもぎ蒸しセットを自分で買ってしまう?
でもそんなに通うのなら……
自分で、よもぎ蒸しのセットを買ってしまったらどうかしら!?
そんな思いがよぎります。
調べると、黄土よもぎ蒸しのセットは16万円。
3,500円のよもぎ蒸しを45回通うと元が取れます。月に2回通うとして、2年分。毎週通ったら1年分の料金です。
けど、自分で所有していたら、数日おき、いや、寒い冬は毎日でもできるし……
一応調べてみたところ、木の台のよもぎ蒸しセットは3万円くらいで購入できるようなのですが、木だと塗料に科学的な物質を使っていることがあり、それがよもぎ蒸しの蒸気と一緒に膣や肛門、皮膚から吸収されてしまうため、あまりおススメではない様子。
こちら、安い木の台のよもぎ蒸しセット
そしてこちらが、黄土よもぎ蒸しの中でもスタンダード(高級)とされる、韓国のファンジン製。
値段が全然違う……(汗)
確かに安いのはいいけど、黄土と木の台、両方使い比べてみた身としては、
圧倒的に黄土よもぎ蒸しのほうが良かった!!何もかもが!!!!
木のよもぎ蒸し<<<<<<<<<<<<<<<<<<黄土よもぎ蒸し
ですよ。
買うなら、黄土よもぎ蒸しだなぁ……
体を温めて体温をあげ、免疫力を高めるという意味でもよもぎ蒸しのセットを自分で所有すると良いのかも。
体温が低いと免疫力が下がって病気になりやすくなるし、がん細胞も育ちやすいといいます。
特に、健康診断も会社で強制的に受けさせられるわけではないフリーランスには……
そして、仕事を休むと如実に収入に響くフリーランスには、自主的な健康管理のアイテムとしても、あると良いのでは、と感じました。

脱毛研究家、脱毛ライターです。サロン、クリニック、いろいろなところで脱毛を受けてきて、今もなお脱毛中の元・多毛剛毛女子。カウンセリングを受けに行くのはもはやライフワーク。また、美容ライターとしても地道に活動。脱毛やムダ毛に悩む女子を全力で応援します。
[…] 前回ご紹介したよもぎ蒸しも効果あります! […]