PVモンスターが終了、フリーランスライターが不労所得を得る道が絶たれた……?

ライターにはいくつかの仕事を得る窓口があります。

代表的なのはランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを通して受注する方法。ある程度実績と自信がついてくると、自分で営業してクライアントと直接契約するという道も。

ただいずれにせよ、ライティングの報酬は

1本いくら。

何文字いくら。

書かなければ収入にならないし、収入を得続けようと思ったら書き続けなければいけません。

まあ、書くのが好き、楽しいからライターをやっている、やりたいと思っているという人がほとんどですが、それでもライティングだけでゆとりある生活ができるだけの報酬を得ようと思うと、よっぽどいいクライアントさんに巡り合わない限りはちょっと厳しいです。

なにより、病気をしたらアウト、書けなくなったらアウト。

そんなライターの不安を払拭するようなサービスがありました。それがPVモンスターです。

PVモンスターは、ライティングで不労所得を得る可能性だった

こちらがPVモンスターのトップページ画像。

PVモンスターは株式会社イノベーションハックが手掛けるサービスで、記事が1本いくらではなく、その記事にどれだけアクセスがあったかによって報酬が支払われるという成功報酬型のライティングサービスでした。

企業がコンテンツを充実させるのは、記事が検索にひっかかりそこから顧客や顧客予備軍を呼び込むため。つまり、SEO効果の高い記事をたくさんサイトに掲載することが目的。

そこに目を付けたPVモンスターは、指定されたキーワードでライターが記事を書いて納品し、その記事が掲載されているページが検索からクリックされ顧客をサイト内に呼び込んだ回数で報酬を支払うというシステムのサービスを作り上げました。

キーワードによりクリック単価が決まっていて、ライバルが多そうなキーワードだと1クリック100円程度。ライバルが少なさそうなキーワードだと1クリック1円以下とさまざま。

けれど記事が例えばGoogle検索上位に表示され多くの人が検索結果からその記事のページにアクセスしてくれれば、それが大きな収入になります。

つまり、一度記事を書いて納品したあと、その記事がバズれはその後も定期的に収入が見込めるという、ライターが不労所得を得る手段になる道だったのです。

PVモンスターで成功したライターは月収10万超え

ライティングの仕事が減っていたとき、「時間もあるし試しに」という気持ちで私もPVモンスターに登録してみました。2017年頃です。

その頃PVモンスターから届いたライター向けメルマガで

「初めてPVモンスターからの報酬が月額10万円を超えたライター様が誕生しました!」

という記載があり、「すごいな!」と驚いたのを覚えています。

バズったんだろうなあ。

というわけで私も、クリック単価が高そうな記事から単価を気にせず面白そうなキーワードの記事まで、いろいろ書いてみました。

PVモンスターをやり始めた当時は、毎日1記事くらいの割合で書き続けていたように記憶しています。

PVモンスターでどのくらい稼げたか?

PVモンスターは「書いたら必ず一定額の報酬がもらえる」というサービスではないため、メインのライティングをチャンとこなしつつ、あくまで副業、バイト的な感覚で取り組んでいたため、実はそんなにたくさんの記事を書いていません。

けれどクリック単価が高い記事がまあまあクリックされるようになり、一番多かった記事で月額8,000円くらいは稼げました。

PVモンスターの罠 企業が記事掲載を中止し始める

ところが、PVモンスターで記事を書き始めて数ヶ月後。

 

記事を掲載していた企業が、記事の掲載を取りやめたいと言っている、とPVモンスターの担当者から連絡をもらいました。

エッ、そんな!

Web上に公開された記事があっというまに検索上位に上がることはまずなくて、クローラーに拾われ、記事を読んでいいと思った人がFacebookやTwitterで拡散してくれて、じわじわと検索上位に上がっていくもの。そのため、クリック数が増えるまでにある程度の時間が必要なんです。

いわば、ある程度時間が経ち検索上位に上がってからが勝負、なんだけど……

掲載中止って、そんな!

それじゃ書いた意味無いし!

 

PVモンスターの担当者が企業と交渉してくれたようなのですが、結局記事は取り下げられてしまいました。

その後も、ある程度クリックされるようになると記事が取り下げられる企業が続き(もちろん、記事を気に入ってくれてずっと変わらずに掲載し続けてくれている企業様もいます)

PVモンスター、不安定すぎて思ったよりもしっかりした収入にならないな

というのが、ライターの正直な感想でした。

それでも毎月5,000円くらいは定期的な収入になっていたので、ゼロよりは良かったかもしれません。

2019年2月末でPVモンスター終了

さて、そんな中。

PVモンスターから1通のお知らせメールが届きました。

なんと、2019年2月でPVモンスターがサービスを終了。企業には2月末までに記事を取り下げるように依頼をしているとのこと。

……なんと……

2月の時点で、11月までのクリック数と報酬が発表されていたのですが、私が記事を書いた複数の会社のうち、1社を除いた全ての会社の記事がクリック数0。調べてみると記事がアップされていたページが「存在しない」になっていて、いつのまにか記事が取り下げられていたことが判明しました。

 

そうかぁ……

 

まあ、せっかく書いた記事が企業側の都合で掲載中止になった時点で「これにあまり労力をかけてはいけない」と思いPVモンスターで記事を書くのをやめていたので

痛手は最小限だったと思います。

でも、いつの間にか記事が掲載中止になっていたことと、それについてPVモンスター側から何も連絡や説明がなかったことは残念でした。

せめて、「一度納品した記事は最低半年は掲載すること」とかのルールを作っておいて欲しかったなあと思います。

PVモンスター終了後は、ライターと企業が直接契約

そんなわけで、ライターが過去に書いた記事で不労所得が得られる、という夢のようなシステムは終了してしまったわけなのですが、PVモンスターから来た終了お知らせメールの中に「今後は企業とライターが直接連絡を取り合って記事を掲載し続けるかを決めてください」というような記載がありました。

そのため、最後まで私が書いた記事を掲載してくれている某社に連絡を取ったところ

「ぜひ、今後も記事を掲載させてほしい」

という嬉しいお返事が!

やったーーーーー!!!

こちらに納品した記事の1つが、どうやらGoogle検索上位に来ているようで、毎月検索からかなりの数の流入があるのです。

嬉しい!

 

というわけで

PVモンスターは終了になりますが、理解がある企業様とは今後も成功報酬型の契約を継続できることになりました。

 

今後、またPVモンスターのようなサービスを提供する企業が出てくるかは分かりませんが、悪いばかりではなかったと思います。

ヒットした記事については、普通に文字単価で書いて納品するよりもずっと高い収入を生み出したし、掲載が取り下げられた記事は、自分のブログに再アップして、自分の財産にできますから。

(というわけで、最近ぽつぽつアップしている記事はもともとPVモンスターを経由して納品していた記事で、掲載中止になってしまったものたちです。もったいないので自分のところで再利用。少し毛色が違いますが、バラエティ豊かになるということで良し!)

ただ、同じようなサービスをやるなら

「企業は最低〇ヶ月(もしくは〇年)は記事を下ろしてはいけない」

というルールを作って欲しいなと、ライター側としては強く強く思います。

いずれにせよ……

PVモンスター様、お疲れ様でした。

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