添加物や着色料、香料など私達の身のまわりはケミカルなもので溢れています。ケミカナルなものは時に生活を便利にしてくれますが、その反面人体に対する影響がはっきりと明らかになっていないものも多く、国によって許可されているもの・許可されていないものが大きく違います。
私達が毎日使う歯磨き粉にも、実はとても多くの化学物質が含まれています。原材料名を見てもそれがどんなものなのか一般人には想像もつきませんが、発がん性が疑われているものが使われていることも多いのです。
いったいどんな成分が使われていて、どのように危険なのか、そして危険を避けるためにはどんなものを使ったらいいのかをお伝えします。
もくじ
市販の歯磨き粉は危険なの?
一日数回、当たり前のように子供の頃から使い続けている歯磨き粉ですが、その成分は実は危険なものばかりだと言われています。
多くの人がドラッグストアで手頃な価格になっている歯磨き粉を何の疑いもなく購入して使っていて、原材料を見ることは滅多に無いと思います。
市販されている、とある歯磨き粉の成分を見てみると、こんな表示になっています。
- 研磨剤…歯磨用リン酸水素カルシウム、酸化アルミニウム
- 湿潤剤…ソルビット液、PG
- 発泡剤…ラウリル硫酸Na、ラウロイルサルコシンNa
- 粘結剤…カルボキシメチルセルロースナトリウム
- 香味剤…香料(ミントタイプ)、サッカリンナトリウム
- 薬用成分…モノフルオロリン酸ナトリウム
- 保存料…安息香酸Na、パラベン
一般人が見ても「これって何なの?」という疑問の多い、そして正体の分からない名前ばかりで、まるで化学の時間のようです。
実はこれらの成分の多くは、発がん性が認められているなど人体に有害な物質だと言われていることをご存知でしょうか。
歯磨き粉に入っている危険な成分
さきほど上げた歯磨き粉の成分ですが、あの成分の中で特に「危険」だと言われている成分に色を付けてみましょう。
- 研磨剤…歯磨用リン酸水素カルシウム酸化アルミニウム
- 湿潤剤…ソルビット液、PG
- 発泡剤…ラウリル硫酸Na、ラウロイルサルコシンNa
- 粘結剤…カルボキシメチルセルロースナトリウム
- 香味剤…香料(ミントタイプ)、サッカリンナトリウム
- 薬用成分…モノフルオロリン酸ナトリウム
- 保存料…安息香酸Na、パラベン
色を付けていない成分が絶対に安全というわけではありませんが、特に毒性が高い・危険であると言われている成分に色を付けています。
歯磨き粉の成分はどんな風に危険なの?
ではこれらの成分は、いったいどのように危険なのでしょうか。
- 酸化アルミニウム
- アルツハイマーなど脳・神経系への毒性がある疑い
- PG(プロピレングリコール)
- 石油が原料。原液の取り扱いには防護服が必要。アレルギーや発がん性の疑いあり
- ラウリル硫酸Na
- 白内障、脳への影響、子宮への影響が懸念されている
- サッカリンナトリウム
- 発がん性の疑いがある
- モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)
- ナチスにおいて神経毒として使用されてきた歴史がある
- 安息香酸Na(安息香酸ナトリウム)
- 防腐剤。強い毒性があり発がん性が疑われている
- パラベン
- 発がん性の疑いがある
海外では禁止されているラウリル硫酸ナトリウム
発泡剤として入っているラウリル硫酸Na(ラウリル硫酸ナトリウム)は石油系の合成界面活性剤でシャンプーの成分として使われることが多い化学物質です。なんとシャンプーと同じ成分を口の中に入れているわけですから驚きです。ラウリル硫酸Naは「人体に有害である」としてアメリカやEU諸国など欧米の多くの国では使用が禁止されています。
「人体に有害」という影響を詳しく調べると、白内障や子供の脳への影響、女性の場合は子宮に溜まり子宮の機能に障害を与えるとされているのです。
サッカリンはカナダで禁止されている成分
香味剤として入れられているサッカリンも発がん性があるとされている成分です。甘味が強い人工甘味料で、砂糖の代わりとして使われることが多いのですが、1960年代には発がん性が疑われるとして使用禁止になっています。ところがその後発がん性物質リストから削除され、日本では使用が許可されているのです。しかしカナダではサッカリンの使用は禁止されており、本当に安全なのか人体に害がないのかというのは意見が分かれています。
発がん性、脳への障害、歯のエナメル質へ損傷を与える危険も
ほかにも安息香酸Na(ナトリウム)や酸化アルミニウムなど、発がん性が疑われる成分や脳に障害を与える疑いがある成分が含まれていることが多いのです。またリン酸水素カルシウムは歯のエナメル質を傷つけることがあることも分かっています。
日本は添加物の規制に緩い国で、海外では使用が禁止されているものも日本では許可されているケースがたくさんあります。
フッ素って危険なの?虫歯予防になるんじゃないの?
上記で紹介した歯磨き粉の薬用成分にモノフルオロリン酸ナトリウムという表示があります。これはフッ素のことです。歯磨き粉によっては「モノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)」と表示されているものもあります。この「フッ素」も歯磨き粉には配合されていることが多い成分です。
ところがフッ素も発がん性が疑われている成分なのです。
「フッ素って、虫歯予防にいいんじゃなかった?」
フッ素を歯に塗ると虫歯予防になると聞いたことがあり驚く人もいるかもしれませんが、フッ素は殺鼠剤の成分に使われる代表的な薬剤です。またナチスドイツがフッ素水に混ぜて強制収容所に収容したユダヤ人に飲ませていたという歴史もあります。フッ素は神経に作用するとされ、強制収容所からユダヤ人が逃走しようという気を起こさせないためというのがその理由です。
もともとフッ素はアメリカのアルミニウム産業を営む会社から産業廃棄物として生まれた成分です。しかしその処理費用が莫大であることから、企業はどう処分すれば良いかと悩みました。また毒性が強いことから訴訟が起こることを心配し、フッ素が身体に無害であるというキャンペーンを行ない、産業廃棄物ではなく「使える成分」として商品化しなくてはいけなかったのです。しかし鼠を殺す成分が人体に無害であるわけがありません。
フッ素が虫歯に効くという話はどこから来たの?
フッ素は自然界にも存在しています。もともとフッ素が虫歯に効くという話は、1900年代初頭、イタリアやアメリカで自然のフッ素が混じった飲料水を飲んでいた住民たちの歯が茶色く変色しているかわりに、虫歯がとても少なかったという発見から生まれたものです。
フッ素は危険なのか、安全なのか
歯磨き粉の成分として使われることが多いモノフルオロリン酸ナトリウム(フッ素)ですが、虫歯に効くとして飲料水に混ぜている国もあります。しかしその一方、フッ素は殺鼠剤の主成分でもあるのです。フッ素は自然界にも存在している成分ですが、自然界では石の中に存在しており、単体では存在しません。虫歯が少なかったというイタリアやアメリカの住民が飲んでいた水に交じっていたフッ素は、産業廃棄物のフッ素とは別物だという点を忘れてはいけません。
フッ素は人体に害はない、安全だとする説もあります。しかし歯磨き粉に使われているフッ素は産業廃棄物として出たフッ素と同じで自然界に存在したフッ素とは別物であること、そしてネズミを殺す成分として使われているということを考えると、「それは本当に安全なの?安全だということにして歯磨き粉に入れて売れる商品にしておけば、儲かる会社と株主がいるからじゃないの?」という疑念を感じるのは当然だと言えるでしょう。
歯磨き粉の成分は安全だという主張もある
歯磨き粉の成分については、毒性がある、発がん性の疑いがあるという主張もあれば、その一方で安全だ、問題ないという主張もあります。化学や医学に詳しくない一般人からすると、どちらを信じたら良いのか分からないという気持ちもあります。
ただし本当に安全でまったく毒性がないのであれば「火のない所に煙は立たぬ」で危険だという話すらも出てこないのではないでしょうか。
逆に言えば、危険であるかもしれないという疑いがあるものを口に入れることに抵抗を感じるのであれば、それはやめておいた方が良いと言えます。
歯磨き粉が入る口の中は粘膜です。粘膜は皮膚と比べると非常に吸収率が高く、毒性の高いものもすぐに身体に吸い込まれてしまいます。
自分の健康はもちろん、家族、特に小さなお子さんやいる家庭やこれから出産の予定がある女性などは、子供が背負うリスクを極力減らすためにも、自分の身体や家族の身体に使用するものに対しては、じゅうぶんすぎるほどに気を付けようというのは正しい判断です。
ちなみに、こんなツイートを見つけたので紹介します。
あるとき、歯科業界で使用される様々な物質の毒性の解析を依頼され、フッ素もその中に入っていましたが、彼女は当初、「フッ素は子供達にも使用されているほど安全な物質だからやるだけ時間の無駄。私はやらないわ。」と拒絶していました
しかし、指示通りに検査してみると驚くべき結果が出たのです
— MillionPearsChild (@ChildPears) September 7, 2020
なんと安全とされる適量のフッ素を投与しただけで神経細胞から、他の神経毒が引き起こすような多動性障害、記憶障害、知能障害の典型的な画像パターンが観測されたのです
これを彼女が学会で発表すると、
その後、即座に彼女は研究所を解雇され、その研究自体も研究資金が絶たれ、打ち切られたのです— MillionPearsChild (@ChildPears) September 7, 2020
お邪魔します。私も徹底的に調べたクチで、皆さん仰る通りで単なる毒です。エナメルを強化どころか破壊します。歯磨きペーストは大人用はザクトか生薬系、子供用はシャボン玉石鹸、SARAYA製位しか無添加はありません。ニュージーランド製の子供用はしっかりとフッ素無添加を「売り」にしてます(笑)
— ossankun69 (@ossankun69) September 7, 2020
アメリカにいる友達のママさんは脳神経やられるからフッ素は使わせないと言ってました。それ以来歯医者では断ってましたが推しが強い時はそのままやってしまう事もありました😂
— tak (@aoba1120) September 7, 2020
どんな歯磨き粉なら安心なのか
歯磨き粉に含まれる成分で、危険だと思われるものについて説明してきましたが、それならいったいどんな歯磨き粉なら安全なのでしょうか。
「フッ素やラウリル硫酸ナトリウムが入っていない歯磨き粉のほうが安心っていうことは分かったけど、入ってない歯磨き粉なんて売ってるの?」という疑問を感じる人も多いでしょう。
昔の日本人は塩で歯を磨いてきたという歴史があるので、塩だけで磨くというとても安上りで確実に安全な方法もありますが、「それはちょっと……」という声が聞こえてきそうです。
それならば考え方を変え、人体への危険が疑われるケミカルなもの、化学的な物質を極力取り除いた、自然由来のものばかりで作られた歯磨き粉なら安心だと言えるのではないでしょうか。
シャンプーにも使われていると分かっているラウリル硫酸ナトリウムを口に入れるのには抵抗がある人でも、塩を口に入れるのに抵抗があるという人はいないでしょう。
幸いなことに、最近の日本ではオーガニックな製品やナチュラルな製品が注目を集めています。例えば少し大きな街へ行けば、街中にオーガニックな製品ばかりを集めた自然派のお店を見かけることもありますし、デパートの中に入っているショップの中にはオーガニックな化粧品や日用品ばかりを集めたコーナーがあることも珍しくありません。
そういったお店やコーナーに置いてある商品は私達の身体の安全に配慮した製品ばかりです。原材料名を見たときに、非常にシンプルで分かりやすい内容のものが多く、そのほとんどは自然由来の成分を使用しています。
たとえば、ユーカリ油やハッカ油など植物から抽出したオイルや、合成界面活性剤ではなく石鹸素地など、名前を見て実物がイメージできるかどうかというのをひとつの指標とすると、安全なものを選びやすくなるのではないでしょうか。
さきほど紹介したツイートにも出てきましたが、シャボン玉石鹸の歯磨き粉にはフッ素が含まれていません。
ちなみに私のおすすめはパックスの石けんハミガキ。140g入って300円前後です。容量たっぷりなのでかなり日持ちします。使い心地もマイルドでさっぱりしていて、ナチュラル。
パックスの歯磨き粉はもう5年くらいずっとリピートしているかも。
それから、どのアイテムも安心して使えるヴェレダもおすすめ。私はヴェレダの携帯歯磨きセットを、常にバッグに入れて持ち歩いています。携帯用歯磨きで安全なものってなかなか見つけられなかったので、本当に助かってます。
歯磨き粉が怖い、でも何がいいのか分からないという方は、それほど高額ではないので一度試してみてください!
脱毛研究家、脱毛ライターです。サロン、クリニック、いろいろなところで脱毛を受けてきて、今もなお脱毛中の元・多毛剛毛女子。カウンセリングを受けに行くのはもはやライフワーク。また、美容ライターとしても地道に活動。脱毛やムダ毛に悩む女子を全力で応援します。