在宅ワークでイラストレーター・デザイナーになるのは難しい?

イラストを描くのが好きっていう人、多いですよね。

私の周囲にも何人もいて、洒落た年賀状や暑中見舞いを作って送ってくれる人も多数。

絵心があってすごいなあ、と感心します。

ところで、クラウドソーシングサイトの仕事募集を見ていると、「イラスト描ける人募集」「イラストレーター募集」というお仕事も少なくありません。

しかもけっこういいギャラの募集も出てる……!

そういうのを見つけちゃうと「イラストレーターとして身を立てていきたいな」とか「イラストを描いてお金を稼ぎたい」と思っちゃいますよね。

けれど、実際に話を聞いてみると、イラストレーターとしてお仕事を受注するのはとても難しい様子……

イラストレーターを目指した友人たちから聞いた体験談をお伝えします。

新人が仕事を受注できないイラストレーターの世界

私の友人数名が、立て続けに「イラストが得意だから、ちょっと副業してみようと思う」と、クラウドソーシングサイトに登録した時期がありました。

次に会った時に「そういえば、イラストのほう、どう? お仕事もらえた?」と聞いてみると、揃って

「難しい……」

という回答が返ってきたので、詳しく話を聞いてみたのです。

イラストの仕事はコンペ形式になっていることが多く、求められるイラストを描いて「これを採用してください」と申し込む形式となっています。

イラストレーターを募集した側は、応募が来たたくさんのイラストの中から「これ!」と、気に入ったものを選ぶ形式です。

「絵を描いて応募するんだけど、全然当選できない。当選できるのは、もうかなりお仕事をしているプロみたいな人で、新人が入り込める隙がない」

と友人が語っていました。

 

クラウドソーシングサイトでは、応募した人の簡単な仕事履歴や評価を見ることができます。

仕事を募集した人だけでなく、応募した人達がライバルの履歴や評価を見ることも可能ですし、その仕事には応募していない人も「どんな人達が応募しているんだろう?」と見ることができます。

そして当選者が決まると、当選者には当選マークがつく仕組みになっています。

そうして、応募したものの自分が落選してしまった仕事の当選者を見ると、そのクラウドソーシングサイト内でたくさんのお仕事に当選していて、得ている評価も高い人がほとんんど。プロフィールを見ると大手企業のお仕事などをしている、まさしく「プロ」。クラウドソーシングでは、プロも同じ仕事に応募して、当選しているのです。

その現実を目にしたとき、「この程度の実力しかないのに、副業にしようと思うなんて、甘かったんだ……」と思って、そこで心が折れてしまうよう。

そんな話を聞くと、「うーん……イラストの世界って、かなり厳しいんだね」と感じました。

イラストレーターは仕事の応募をするだけで一苦労

同じクラウドソーシングサイトで募集されているお仕事でも、ライターの場合は複数名が当選することもありますし、なによりコンペ形式というのはありません。当選してから初めて執筆を開始します。そのため、同時にたくさんのお仕事に応募することが可能です。プログラマーなどIT関係もそうでしょう。

しかし、イラストやロゴに関してはコンペ形式が多く、当選するかどうか分からない募集に対して、本気でイラストを描いて応募しなければいけません。

応募することに対し、かかる負荷がとても大きいのです。

しかも当選できるのはたった1名。

描き損になってしまう可能性も高いです。

描き損というのは言い方が悪いですよね。本気で書いたイラストなら、それを自分の作品としてポートフォリオに追加することもできます。

ただ、お金になるかどうか分からないものに対して、当選できるまで何枚も何枚もイラストを描き続け、応募し続けるだけのモチベーションを保てるかというと……

学生さんが「勉強のために!」というのならまだしも、大人が「副業で」と考えて挑むのは難しいというのが本音でしょう。

イラスト・デザインのお仕事の倍率

実際に、ランサーズでイラストのお仕事のギャラと倍率がどのくらいなのかを見てみました。

デザイン関係のお仕事の募集を見てみると、お店や会社のロゴの募集が大半を占めています。

ロゴなら、絵が苦手でもできそうな気がしますが……

 

以下、実際の例です。

お店のロゴの募集 採用されれば約4万円

締め切りまで1時間の時点で、応募90件

倍率90倍の超狭き門!

他の例では

飲食店のロゴの募集 採用されれば5万4千円

締め切りまで5時間 応募50件

こちらは50倍の倍率でした。

どちらにせよ「ちょっと得意」「ちょっと好き」程度では、かなり難しいことが分かります。

クラウドソーシングでお仕事をたくさん受注しているイラストレーターって、どんな人?

この厳しい倍率を潜り抜けてお仕事を受注しているイラストレーターとは、どんな人たちなのか?

自己紹介や最近のお仕事履歴から探ってみました。

Aさん 

九州在住、50代の男性

グラフィックデザインを30年やっているという超ベテラン。

ランサーズのコンペで月に2回の割合で当選している。

Bさん

関西在住 50代の男性

CMプランナーとして大手企業と仕事をしてきた経験あり。

商業施設や大学のサイト制作にも携わったというデザイン。広告のプロ。

ランサーズではたまに応募する程度の様子

C社

東京都の法人

有名企業のロゴも手掛けているというデザイン事務所。

ほぼ毎日、何らかの案件に当選している(ということは、毎日何かの案件に応募している)

 

個人だけでなく、企業もライバルになるのがデザイン・イラストの世界。

お仕事を受注している人達は、デザイン会社で経験を積んだあと独立、フリーでウン十年という経歴の人が目立ちました。

もし、イラストやデザインの仕事をしたいのなら……

まず、デザイン会社に入ることから始めた方が良いのかもしれません。

素人が副業で、という考えでは、かなり難しいという印象を受けました。

フリーランスのイラストレーターになりたい人は、これを読むべし!

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