自分の値段は自分で決める~フリーランスの報酬交渉術~

フリーランスって毎日必ず仕事があるわけではないので、ある意味、まったく安定しません。

その代わり、会社員のように「毎年1回査定があり昇給する」というわけではなく、仕事ごと、クライアントごとに報酬が変わります。

また、クライアントに値上げ要求するのも自分次第で、タイミングに決まりはありません。

 

……と、ここまで読んで

「え、値上げ要求!?」

と驚いた方もいるのでは。

 

そうです。

フリーランスは「報酬の交渉も自分でする」のです。

だから、場合によっては

A社から受けていた仕事、半年前に単価が2倍になった。さらに先月、単価を2.5倍に増やしてもらえた!

ということもあり得るのです。

フリーランスなら、お金にもっとシビアになれ!

会社員経験があると驚くのですが、フリーランスは「仕事の値段を自分で決めて交渉する」場面が多いです。

最初から値段が決まっているお仕事もあれば、そうではないお仕事もあり、その場合

「こういう内容で仕事をしてほしいのですが、いくらで引き受けてもらえますか?」

と聞かれることが多々あります。

その時、自分がする仕事の値段を決めるのは自分です。

 

「とは言っても、目安ってものがあるでしょ?」

と思うかもしれませんが

 

ありません!

 

というのも、発注する側の会社の規模や予算、その仕事にどれだけお金をつぎ込んで、どのくらいの完成度のものを作りたいかという情熱によって違うからです。

事実、私は同じジャンルで、ほぼ同じような内容の仕事を3社から受けていますが

A社 ⇒ 1万円

B社 ⇒ 1.5万円

C社 ⇒ 3万円

と、報酬が全然違うのです。

かといって、A社で作る作品の全体のクオリティが低いかというとそうではありません。A社は全国的にも名の知られている会社で、私が関わっている作品もそれなりに知名度があります。

ただ、A社はそこまで予算をつぎ込んでいないというだけ(ただ、歴史があります)。

 

これを見ちゃうと、

「じゃあC社からのお仕事だけ受けたら……」

と思われるかもしれませんが

発注量が最も多いのがA社で、C社からの発注はまだ少ないため、毎月ある程度の収入を確保するためにもA社からのお仕事は受けています。

 

さて、話は戻って。

そういうわけで、

「このくらいの仕事量で、このくらいのクオリティならこの金額」

という明確な目安というのは、フリーランスには存在しません。

あくまで、相手の予算と気持ち次第。そして、こちらの交渉次第なのです。

 

そのため

「このくらいのお仕事なら、〇〇円でお受けできます」

と、こちらから金額を提示する場面も多くなります。

 

だから、フリーランスの皆さんに、そしてこれからフリーランスを目指す人に言いたい。

 

自分を安売りしてはいけません!

 

お金に対してもっとシビアに、もっと貪欲になっていい。

フリーランンスって、そういう立場です。

フリーランスのギャランティ交渉術

さて、とは言っても

「相手に言われるままの金額で契約しちゃってる」

「この金額でずーっとお仕事してきたけど、どうやら他と比べると、ここからの報酬は安いみたいだ」

「仕事の内容に対して、この報酬の金額は見合っていない気がする」

ということはあると思います。

私もありました。

 

そうしたら、値上げ交渉しましょう!

 

会社員として働いていた期間が長い人だと思いつきもしないと思うのですが、フリーランンスではわりと普通のこと(だと思っています)です。

 

ただ、やみくもに交渉しても話を聞いてもらえないどころか、ヘタしたら切られてしまジュ恐れがあるので、見極めは必要です。

私はこんなタイミングや理由で交渉しています。

  • 3ヵ月、半年、1年などある程度長いお付き合いになり、お互いに信頼関係が出来上がっている
  • それなりの数の仕事をしていて相手の満足度も高いようだ
  • 似た仕事を他のクライアントからも受けているが、報酬の金額に大きな差がある

何度も一緒に仕事をしていて、相手がこちらの仕事に満足してくれているようだと感じられる場合、値上げ要求を聞いてもらえる可能性は高くなります。

 

また、仕事を受ける際の見極めも大事です。

フリーランスの仕事の値段には目安などない、と最初に書きましたが、自分の中では何となく「この位の金額から仕事を受けている」という目安はあるはずです。

相手が提示してきた報酬がそれに見合わあない場合は遠慮せず

「私は通常〇〇円からお仕事をお受けしているんです」

とお伝えし、金額を見直してもらうように促します。

 

向こうにその金額を払うだけの予算があれば聞いてもらえる可能性はあります。予算が無い場合、我慢して仕事を受けても後から「安すぎる仕事をしている」ことが自分のストレスになるため、そこはシビアにお断りします。

ただ、金額が安くても仕事を受けて良いと思えるケースもあります。

それは

  • 相手が知名度のある会社やメディアで、そこの仕事をしたというキャリアが今後生きそうな場合
  • 最初はお試し価格で、今後報酬の見直しが期待できそうな場合

この2つです。

逆にこれがない場合は、自分の基準から「安すぎる」と感じる仕事を受けるメリットは皆無でしょう。

フリーランスなら、常に営業し続けること

定期的にお仕事を回してくれるクライアントさんを見つけると、ついついそれに満足して

「回ってきたお仕事を受けるのみ」

になってしまいがちです。

安定しているというホッと感はありますが、これはフリーランスにとって実はとても危険なこと。

その「今は定期的に仕事を回してくれるクライアントさん」は永久のものではないからです。

急にその企画が途切れることも、方針が変わることも十分にあります。

そのため、常に「新しく一緒にお仕事をするパートナー」を探す努力は欠かせません。

それは同時に、「自分をより高く評価してくれるクライアントを探すこと=さらなる報酬アップへの足がり」でもあるのです。

また、そうしてつながっていく仕事上のパートナーが増えることで、今は定期的に仕事を回してくれるクライアントさんと切れてしまったときも、収入が大幅減になるor途切れるリスクが低くなります。

フリーランスの営業は、自分を高めるミッションの1つ。

常に営業先を探す努力を怠ってはいけないと、私も折にふれ、自分に言い聞かせています。

フリーランスなんだから、自分の値段は自分で決められる。妥協しすぎないことが大事

フリーランスって、外資系企業で働いているビジネスマンのイメージに近いかもしれません。

「私はこれだけの仕事をする。だからこれだけの金額を払ってほしい」

そうやって毎回交渉します。

それでお互いに折り合いがつき納得できれば契約。

どちらかに不満があるなら、残念ながら今回は、ということになる。

 

そのため、当然ながら自分で自分の技術を磨く努力は必要です。

その代わり、努力した分だけ、高い報酬の仕事を受けられる下地ができていく。

その下地を生かし、どうやって仕事を得ていくかも自分次第ですが。

 

大切なのは、へんに自分を過小評価して金銭面で妥協しすぎないこと。

自分が納得できる値段で「よし、これだけもらえるんだからがんばろう!」と毎回思いながら仕事ができれば、良いクオリティのものを納品でき、

相手も自分もハッピーでWIN-WINです!

それが毎回できるのがフリーランス。

 

自分に高い値段を付けられるフリーランスになりましょう。

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