酷いクライアントにぶつかったら、こちらから見切りをつける~フリーランスで働く~

フリーランス(在宅ワーカー)として働いていて仕事が軌道に乗ってくると、いろいろなクライアントさんからお仕事をもらうようになります。

大半がまともな会社、良いクライアントさん、信頼できる仕事先ですが、全てがそうではありません。

時に、こちらの足元を見てくる極悪クライアントと遭遇してしまうこともあります。

クライアントにもいろいろあり、フリーランスでいると日々事件が起きる

先日、とあるイラストレーターが某イラスト仲介会社を告発するマンガをTwitterで公開したところ、今度は仲介会社が「それは違う!」と訂正するマンガをツイートするという、なんとも微妙な気分になる事件がありました。

「クリエイターの告発漫画」はうのみにしてよいのか イラスト仲介会社員の気持ちを描いた漫画が一石を投じる(ねとらぼ)

私は完全に部外者なので、どちらの内容がどこまで本当だか分からないのですが、1人のフリーランスとして言わせてもらえれば「ありえない対応をするクライアント」「二度とこいつとは仕事をしねぇぞ!と思うクライアント」はいます。

反面、こちらの事情を汲んで下さりお仕事をしやすく配慮してくれる「優しいクライアント様」もいますし、値段交渉をすればギャラ引き上げに即座に応じてくれるまっとうなクライアント様もいます。

お付き合いがあるのが、全て良質のクライアント様なら良いのですが、

ふざけんなと罵声を吐きたくなるクソ・クライアントに遭遇してしまうこともあり、いざ仕事を受注して取り組んでみてから「失敗した……」と思うことも多々あります。

クソ・クライアント事例 支払いをせずすっとぼけるクライアント

今から数年前ですが、とある小さな地域メディアで取材とライティングの仕事を請け負いました。

ギャラもそれほど高くなかったのですが、まあ小さな会社だからとお引き受け。

取材では相手が話したことを基本として、分かりやすい言葉や表現に置きかけることはありますが、話してもいなことを普通は書きません。

しかしその会社は、1社目の取材原稿を納品したところ「話をもっと膨らませて、大げさに書いてくれ」と社長から直接電話がかかってきて、修正するよう依頼されました。

微妙な気持ちになりつつも、社長の言う通りに原稿を修正。

5社ほどお仕事をしたのですが、取材先の選定や原稿へのスタンスに関して疑問に思うところが多く、

複数の質問を記載したメールを送信したところ、そのうちの1点に関してのみ短い返答が届き、あとはスルー。

その時点で翌月もう1社のみ取材が決定していたので

「この仕事を最後に、こちらのお仕事はもうお受けしないようにしよう」と心に決めました。

ところが、その最後の取材を終えて経理担当者に請求書を送ったところ、請求書を受理した旨の返信が届きません。返事を忘れているのだろうか思ったのですが、振込日になっても振り込まれていないため、改めて問い合わせのメールを送りました。

このままばっくれようという雰囲気を感じたので、CCに知り合いの法律事務所のメールアドレスと自分のサブメードアドレスを入れ「このメールは私たちだけでなく、第三者も見ていますよ」ということが分かるように体裁を整え送信。

すると翌日、

「請求書のメールの確認を忘れていました。〇日には振り込みます」

という返信が届きました。

こちらがきちんとチェックして確認と催促をしなければ、そのまま支払わずにばっくれる気満々だったクソ・クライアントです。

 

実はこのクソ・クライアントについては後日談がありまして。

実は後日、別の大手メディアさんとのお仕事で、とある店舗を取材したのです。その後、メディアの営業さんが取材先の病院を訪れ、記事の修正が無いか確認したところ、

ほとんど赤字で修正されている真っ赤な原稿を渡され……

そうになったところで

「あ、間違えた。これはお宅じゃなかった。お宅で書いていただいた原稿は問題なかったです。このまま進めてください」

と言われたそう。

そんなに赤字の修正が入っている原稿を戻されることは無かったため、ぎょっとしていた営業さんがホッと胸をなでおろしていると

「これは〇〇(私が以前関わった、クソ・クライアント)ってところの記事なんですけどね。もう本当にひどくて……」

と愚痴をこぼされたのだとか。

その営業さんと後日会ったとき、〇〇(クソ・クライアント)の話になり

「〇〇(クソ・クライアント)といえば、そういえばこんなことがありました」

と教えてくれました。

だいぶ疑問を感じるスタンスでメディアを運営していたわけですが、こんな調子だと会社としての将来も明るくないだろう……と思う出来事だったわけです。

ちなみに大手メディアさんんとは今でも良いお付き合いを続けています。

フリーランスは、クソ・クライアントに出会ってしまったら、できるだけ早く手を切れ!

クソ・クライアント事例は他にもいろいろあるのですが、私が言いたいことはただ一つ。

たまたまお仕事を引き受けてしまった相手が、無謀なことや無理なこと、予算に合わないような内容を要求してくる場合、それは間違いなくクソ・クライアントっです。

もし相手がクソ・クライアントだと判明したら、直ちに手を引きなさい!

日本人って忍耐と根性を美徳とするところがあるので、相手がどんなにめちゃくちゃでも

「ここは自分が我慢して……」

「最後までやり遂げれば、それは自分の成長につながる」

と考え、無理を重ねる傾向があります。

けれど、それは相手がまっとうな対応をしてくれる普通のクライアントだったときだけです!

というか、こちらがストレスを感じる時点で、相手がクソ・クライアントの可能性が高いです。

まっとうなクライアントなら、工数のかかる作業にはそれなりの金額を払いますし、完成度を求めるならやっぱりそれなりの金額を払います。

「面倒だけど、これだけもらっているから仕方ない、やろう」

と思えるので、あまりストレスにもならないのです。

「こんなに面倒な作業しているのにこれだけしかもらえない」

「たったこれだけのギャラなのに、こんなに高いクオリティを要求するの!?」

とこちらに思わせるのは、やっぱりクソ・クライアントなのです。

そしてそういう狡猾なクライアントは、やっぱり存在します。

クソ・クライアントを相手にしているのは、時間の無駄で精神がり減ります。

クソの相手をしているくらいなら、その時間を使ってまっとうなクライアントを探し、そこからお仕事を受けたほうがいい!

言いたいことを上手に言えないのも多くの日本人にありがちですが

フリーランスになった以上、どんどんモノを言っていかないと、自分も成長できないし、より良い場所に行けません。

「それはおかしい」

「あなたは以前こう言った。話がおかしい」

「もうお宅の仕事を引き受けるのは無理。手を引きます」

と、はっきり伝えていかなければいけません。

自分を守るためにも、きっぱりした態度を取ることは大切なのです。

こちらもすごく参考になります。

ドイツに住むフリーランスのイラストレーター、高田ゲンキさんのTwitter。

クソ・クライアント事例その2 金額は同じなのに作業量が〇倍!?

もう一つクソ・クライアント事例を。

昔、ある企業が集めたアンケート結果が反映されたパワーポイントに、考察とまとめを入力していく、という秘書的業務を引き受けたことがあります。

アンケートの項目は複数に渡りパワーポイントの枚数もそれなりに多かったのですが、1つの調査につき1万円は払えるという話で引き受けた仕事でした。

ところが後日送られてきた契約書を見ると、金額が1つの調査につき8,000円に減額されています。とくに金額について変更の連絡がなかったため、内心モヤッとしたものを感じつつも、まだ青かった私はその条件で仕事を引き受けました。

2件分のお仕事をして納品したあと、しばらくしてからまた連絡が来て

「引き続きお仕事をお願いしたい。今度はもっと多くの件数を発注する。ただ、前回とは形式がだいぶ変わっていて……。けれど、前回と同じ値段で引き受けてほしい」

という話。

形式が変わったとはいえ、やる内容は同じだろうと承諾したのですが、送付されてきたデータを見ると、なんとエクセルからアンケート結果を抽出して画像化し、パワーポイントに画像を貼り付けるところからこちらがやることになっている。

「形式が変わった」とは聞いたけれど「作業量が増える」とは全然聞いていません!

しかもその増える作業量は「ちょっと」ではないレベル。

さすがにこれはおかしいだろうと

「作業量がこんなに増えるのに、前回と同じ金額では納得できない」

と伝えたところ

「けれど、今度はもっと多くの件数を依頼するので……」

と答えてきたのです。

ふ ざ け る な !!!!

件数が増えるってことは、その分いっぱい作業をしなくちゃいけないということで

こちらは大事な時間がだいぶ削られるってことじゃないか!!!!

あまりにこちらの足元を見た、なめきった態度に堪忍袋の緒が切れ

「御社とは信頼関係を築くことができません」

と、仕事をキャンセルする旨を伝えました。

どんなクライアントが良いクライアント?良いクライアントの条件

それならどんなクライアントが良いクライアントなのかというと

私が思う、良いクライアントの条件はこれ。

「仕事内容に見合った単価を払ってくれるクライアント」

誠意を感じる対応をしてくれるクライアント

私たちは霞を食べて生きているわけではありません。

仕事をするということは、時間と労力を割いているこということ。

それに見合った単価を払ってくれるクライアントは、間違いなく良いクライアントです。

報酬も、誠意の1つの形だと私は考えています。

 

実は先日、同じようにフリーランスで働く友人とこの話題で話し合ったのですが、フリーランス歴10年を超える友人が考える良いクライアントは

どこか1点、納得できる対応をしてくれるクライアント

でした。

例えば、こちらの都合に合わせて納期を調整してくれるクライアント、払いがいいクライアント、対応が丁寧で気持ちよいクライアント。

「無理なスケジュールで仕事を振ってきたとしても、十分な報酬を払ってくれるのならそことはまた付き合っても良いと思うし、報酬が安くてもこちらへの心遣いが感じられるクライアントとは付き合っていきたいと思っている。その会社が大きくなれば『いままでお世話になったから』と報酬も上がるしね」

と友人。

その考えにも納得です。

いずれにせよ、無理だと思う内容で仕事を振ってきたリ、不誠実な対応をするクライアントとは早く手を切るべき。

けれど、誠意を感じる対応をしてくれるクライアントであれば、こちらも大事に扱って長く付き合っていくと良いです。

 

 

 

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