脱毛サロンや脱毛クリニックのウェブサイトを見ていると、目立つ場所に「月額〇〇円!」と値段が書いてあること、多いですよね。
たまにびっくりするくらい安い値段で
「えっ、本当にそんなに安い値段で脱毛できるの⁉」
と衝撃を受けます。
もくじ
脱毛料金の支払い形式はおもに「回数制」と「月額制」の2種類
- 脱毛は「全〇回脱毛」というパックを購入し、その料金を分割で払うため月々の支払が必要になるケース(実質ローンを組んで分割払い)と
- 習い事のように脱毛料金が月謝制になっていて「今月分払うので、今月も脱毛お願いね」というケース
の2種類があります。
以前は回数制のみでしたが、5年ほど前に脱毛ラボが月額制を導入したのをきっかけに、月額制を取り入れるサロンが増えてきました。
月額制の良いところは、止めたいときにいつでも止められるということ。
そして、ローンを組むわけではないので、気軽に始められるというところ!
脱毛サロンやクリニックのHPに表示してある「月額○○円」、初めて脱毛しようと思った人にとっては、いまいちピンとこないかもしれないですよね。
でも、メリットだけではなく、もちろんデメリットもあります。
脱毛の「回数制」と「月額制」について、それぞれの特徴とメリットデメリット、そしてどちらが良いのか、どんな人がどちらに向いているのかをお伝えします!
月額制の脱毛のメリット
- 月々支払う料金が決まっているので支払の予測を立てやすい
- ローンを組むわけではないので気軽に始められる
- 好きなタイミングで脱毛を止められる
- 脱毛を止めた後(終わった後)の支払いがない
月額制の脱毛の料金はどこもだいたい同じで、全身脱毛の場合、だいたい月1万円です。
回数制はだいたい5回~の設定になっているので、もともと非常にムダ毛が薄い人や、「ツルツルにならなくても、今より薄く鳴れば良い」という人の場合、5回未満で満足してしまう可能性も。
ところが回数制を途中解約すると、戻ってくる金額は総額を単純に回数で割った金額ではなかったり、返金の手間がかかったりして、
「損した気分……」
になることも多いのです。
けれど月額制なら
「もうここまで薄く鳴れば十分!」
というところで止められます。
体毛の濃さや、どこまでムダ毛が減れば満足できるかというのは本当に人それぞれ。
その人が納得するまでに必要な脱毛の回数も個人個人で違います。
月額制は「全員が納得できるまで脱毛できる、納得した段階で止められる」というのが最大のメリットです。
月額制の脱毛のデメリット
- 止めるタイミングを自分で見極めなくてはいけない
- 「止めます」と言ってすぐに止められない場合がある
- 違約金が発生する場合もある
- 予約が取れないと、脱毛していないのに料金だけ発生してしまう
- シェービングが有料
- 短いサイクルで通わなくてはいけない
サロンによって月額制の脱毛の解約のタイミングが違います。
例えば「解約する〇日前までに申請しなくてはいけない」というようなルールがあった場合、「今月いっぱいで止めたい」と思っていても、解約を申請するタイミングによっては翌月も料金が発生してしまう可能性も。たとえば脱毛ラボは、解約したい月の前月月末までに解約の申請をしなくてはいけません。
違約金についても「最低〇ヶ月は通うこと」という条件があって、その期間内に解約したい場合、違約金の支払が必要にある可能性があるのです。
また、脱毛の予約が取れない、予約を取った日に生理が重なってしまい脱毛に行けなかったなどの場合、その月の脱毛を受けられなかったのに料金だけは取られた、という事態になる可能性もあります。
また、シェービング代が有料なのも、多くの回数通うことを考えると無視できない出費になります(1回あたり1,000円~1,500円)。
月額制がある脱毛サロンはキレイモと脱毛ラボ
一見月額制のように見えるけれど、実は回数制の分割払いというサロンも多いなか、本当の月謝制で通える脱毛サロンは、キレイモと脱毛ラボです。
キレイモ 月額9,500円(通うのは2か月に1回、1回ごとに全身をまるごと脱毛)
脱毛ラボ 全身56か所 月額1,990円(16カ月以上の利用が必須、14カ月で全身を1回脱毛できる)
脱毛ラボの料金は安いのですが、全身1回の脱毛が終わるのに1年以上かかるので、現実的に考えるとちょっと……という感じです。
回数制の脱毛のメリット
- 脱毛にかかる料金の総額が最初から分かっている
- 予約の取りにくさを気にしなくても良い
- 回数保証があるので安心
- 規定の回数の脱毛で満足できなかった場合、1回単位で追加できる場合もある
- シェービング代が無料の場合が多い
回数制は最初から「〇回 〇万円」というように決まっているので、脱毛にかかる料金の総額が分かります。
そのため「この回数やったら終わり!」と初めから決めて取り掛かれるので、ある意味シンプルでスッキリしています。
また、「2年以内に〇回脱毛できる」というような回数設定になっていて、期間が長く設定されていることがほとんどなので、予約の取りにくさを気にしなくて良いというのもメリット。
「どうしても日曜の午後しか脱毛に行けない」
というような場合、利用者が多いサロンでは本当に予約が取れません。
月額制だと月に4回しか通えるタイミングが無いことになってしまい、ちょうどそこで予約がとれるかどうかは蓋を開けてみないと分からないところ。
けれど回数制なら「今月がダメなら来月、来月もいっぱいなら再来月で」というようにゆったり構えて回数を消化していけばいいので、予約の取れなさにキリキリしなくて良いのです。
忙しい人は回数制のほうが絶対に通いやすいです。
また、規定の回数がが終わってもまだムダ毛が残っていてもう少しやりたい、という場合、格安の料金で1回単位の追加ができるサロンが多いです。
回数制の脱毛のデメリット
- 一括払いできない場合、ローンを組むことになる
- 分割払いは手数料がかかる
- 通い終わっても支払いが必要
- 途中で満足してしまった場合、返金の処理が面倒
「月額〇円」と表示されていても、それは月額制ではなく回数制の分割払いだったりすることがあります。
回数制の脱毛料金を分割払いすると、多くの場合カードのリボ払い(分割払い)を利用することになるため、手数料が15%程度かかります(カード会社によって若干の違いあり)。
1ヶ月に支払う料金はそれほど高くなくても、結果的にかなり大きな金額を支払うことになってしまうのです。
また、24回払いなどを選択した場合、脱毛の回数が終わってもう通っていないにも関わらず、分割分の支払いが続くケースも……。
これって、ちょっとモヤッとしますよね。
回数制はできれば一括で支払ってしまいたいところ。
回数制のプランがある脱毛サロン、脱毛クリニック
脱毛サロン
キレイモ、
全身脱毛ディオーネ、ヴィトゥレ
エルセーヌ、ミュゼプラチナム、コロリー
エピレ、
ジェイエステティック、
脱毛ラボ、
脱毛専門店の銀座カラー
脱毛クリニック
※注意
脱毛クリニックのホームページを見ると「月額 12,000円」などの1万円台の月額制をうたっている表示を見かけますが、ほとんどが「回数制の分割払い」です。
クリニックの場合、全身脱毛の総額約30万円を24回払いなどで分割し、その分割払いの料金を「月額」で表示しています。
クリニックに通う回数は5回ほど。5回で満足するという人も多いのですが、通わない月や通い終わっても支払いが続きます。
全身脱毛の月額制と回数制、向いているのはこんな人
月額制の脱毛が向ているのはこんな人です。
- 時間に余裕があり平日昼間などの予約も取れる人(主婦や学生)
- 契約時に大きなお金は用意できないけれど、月々の支払なら可能
- 毛深くてたくさん通わないといけない自覚がある人
一方、回数制の脱毛が向いているのはこんな人。
- 忙しくてまめに通えない、予約できない
- 契約時にまとまったお金を用意できる
回数制を希望する人に最もおすすめなのがクリニック。エステより少ない回数脱毛が完了するので、そもとも通う回数が少なくて済みます。
また、クリニックはそもそも回数制しかありません。
こちらで紹介した内容を参考に、自分に合う脱毛の方法を選んでみて下さい。
脱毛研究家、脱毛ライターです。サロン、クリニック、いろいろなところで脱毛を受けてきて、今もなお脱毛中の元・多毛剛毛女子。カウンセリングを受けに行くのはもはやライフワーク。また、美容ライターとしても地道に活動。脱毛やムダ毛に悩む女子を全力で応援します。