20代でも6割が経験あり!尿漏れは日本人女性の「国民病」?

大笑いしたり、くしゃみやせきをしたり。

不意に下腹部に力が入ったときの「ヒヤッ」とした感じ、尿漏れ。

尿漏れって、出産を経験した女性がなるものだと思われてきましたが、ウィスパーの調査によると、出産の経験がある、ないに関わらず、20代、30代でも約6割の女性が「尿漏れ」を経験していることが分かりました。

尿漏れ経験に出産は無関係だった!

尿漏れって、出産後の女性がなるもの、というイメージがありましたが、出産を経験していない人でも尿漏れ経験をしている人が多いことが分かりました。

20代~60代の女性4万人を対象に、P&Gが行った調査によると、20代でも57%、30代以降は約65%が尿漏れを経験しています。

もし、「出産が尿漏れの原因」だとすると、多くの女性が出産を経験する30代、出産後となる女性が増える40代や50代のほうが、尿漏れ経験者が増えるはず。けれど表を見ると、どの年代も尿漏れ経験者の割合は一定です。

特に20代の尿漏れ経験者のうち、出産経験のない女性は63%にのぼり、「出産=尿漏れ」にはならないことが分かりました。

尿漏れの原因は、骨盤底筋が退化したため

この調査を行ったP&Gは、2年前まで生理用品として売り出していたブランド「ウィスパー」を、尿漏れ専用の吸水ケア用品ブランドとして新たに2019年10月後半より発売しています。

新「ウィスパー」発売に先駆け、10月半ばに都内で行われたイベントでは、亀田総合病院ウロギネセンター長の野村昌良先生(女性泌尿器科の専門医)が登場し、尿漏れの大きな原因は骨盤底筋のゆるみであると語りました。

くしゃみなど、ふいに力がかかたときに漏れる尿漏れ(腹圧性尿失禁)と、自宅に帰宅した直後や、ドアノブや水に触れたとたん猛烈に尿意に襲われ、トイレまで間に合わずに漏れてしまう尿漏れ(切迫性尿失禁)の2種類があり、腹圧性尿失禁は特に骨盤底筋が弱くなることが原因。切迫性尿失禁は膀胱が縮んでしまうことが問題ですが、骨盤底筋のゆるみが原因になっていることも多いのだそう。

骨盤底筋のゆるみは出産によっても起こりますが、肥満や座りっぱなしの生活スタイル、激しい運動でもゆるんでしまうのだそう!

「骨盤底筋も筋肉なので、トレーニングすることで、ある程度鍛えることができます」と野村先生。ただ継続しないと当然意味がないため、

  • 毎日、時間やタイミングを決めてトレーニングする
  • 短時間でいいので、毎日続ける

ことが大事だと話しました。

  • テレビを見ているときは、CMになったら骨盤底筋を意識してぎゅっと縮める
  • 交差点で信号待ちする時間を「骨盤底筋コントロールの時間」にする
  • 電車に乗っている間、ドアが開いてる時間は「骨盤底筋を締める」と決める

など、日常生活の中にトレーニングをうまく組み込み、習慣化させることが大切です!

けれど、鍛えたからといってすぐに尿漏れが治るというわけではないので、例えば新「ウィスパー」のような吸水パットを使うのも手。特に「ウィスパーうすさら」はまるでナプキンそのもののデザインで、さらに赤痢用ナプキンとして知られたブランドなので、ドラッグストアでも抵抗なく買えます。

トレーニングの効果が出るまで、漢方薬を試すのもアリです。尿漏れに効果的な漢方薬も発売されています。

生漢煎 八味地黄丸

骨盤底筋のゆるみに繋がったのは「トイレ」!?

ところで、こんなに日本人女性の骨盤底筋がゆるくなってしまったのは、ここ最近。例えば昭和の時代に「20代の未婚女性が尿漏れに悩んでいる」なんて話が出ることはありませんでした(そういった情報を発信し共有しやすくなったという時代の流れもあるのでしょうが……)

この骨盤底筋のゆるみの、大きな原因の一つが「トイレ」なのではないかという話を小耳にはさんだことがあるので、シェアします。

というのも、昔の日本のトイレは全部和式。しゃがんでするスタイルでしたが、昭和の後半から洋式が普及しはじめ、平成の終わりになると個人宅はもちろん、公共の場所でも和式のトイレを見かけることは珍しくなりました。

でも、和式のトイレで用を足すときって、自然とお腹に力が入るし、尿をだすときは、自然と尿道付近の筋肉をコントロールします。勢いがつきすぎて水滴が跳ねないようにといった「調整」を無意識に行い、骨盤底筋や尿道、膣口付近の筋肉を意識して「使う」機会が多かったのです。

そういえば、昔の日本人(まだ着物が一般的だった時代)は、当然生理用ナプキンなんてありませんから、生理になると女性は脱脂綿や古い布を膣の入り口に詰めて、トイレに行ったときにその布を尿などと一緒に便器の中にペッと落とし、一緒に膣に溜まっていた血も出すのが「普通」だったそう。ちなみに、街を歩いていると、誰かが「うっかり」落としてしまった、血のついた脱脂綿が転がっている、なんてこともよくあったのだそうです。

つまり、昔の日本人女性は、ほとんどの人が生理の血を出したい時(トイレにいったとき)に自由に出せる、コントロールできる技を持っていました。

その技がいつの間にか使えなくなってしまい、さらには尿漏れで悩む人が多くなったのは、使い捨てできる生理用ナプキンの普及でコントロールしなくても良くなったことに加え、洋式トイレが一般的になって、トイレのたびに尿道や膣口の筋肉を意識して動かすことがなくなってしまったからなのではないかと、つい考えてしまいます。

確かに洋式トイレは使いやすく便利だけれど、骨盤底筋や尿道付近の筋肉を意識して使う意味でも、たまには意識して和式トイレを選ぶようにしています。

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