【女性の働き方】高齢者になっても活躍できる仕事って?

年金はまともな金額がもらえない(そもそも何歳からもらえるか分からないし、ほんとうにもらえるかも疑問)だから、老後に備えて2,000万円ためておけ、90歳まで働け……

信じられないような暴言が飛び出しては、「なかったこと」になっている日本。

政府のダメっぷりにはほとほと呆れますが、これからやってくるであろう恐ろしい現実です。

けれど消費税も増税され、ますます暮らしにお金がかかる中、「どうやって2,000万円も貯金しろっていうの?」と「打つ手なし」になっている人も多いのではないでしょうか。

さらに、

「今はなんとか稼げているけれど、これから先もこの仕事が続けられるか分からない」

「機械にとって代わられ、人間の手が不要になる仕事かもしれない……」

という不安を抱えて働いている人も多いでしょう。

私の本業はライターで、企業に取材に行くことも多いのですが、そんな中、年齢を重ねても変わらず活躍している人がいて、女性でもできる、歓迎という職種に先日出会いました。

職人・技術者が求められている

これから書く内容は、もしかしたら「女性向きではない」と感じるかもしれません。

けれど、「安定して働けて稼げる」「年齢や経験を問わず採用してもらえる可能性がある」さらに「高齢者になっても活躍できる可能性が高い」という面で、これはおススメ!だと思ったので、あえて記事にしてみました。

それは、

  • 金属部品の製造・加工を行う技術者
  • 建築系の職人

です。

え、何それ?

と思った人も多いのでは。

ひとつずつ解説しますね。

金属部品の製造・加工は女性でもできる「手に職を付けられる」仕事

私が先日取材に伺ったのは、川崎市内のK工業株式会社さん。

アルミや鉄を加工し、機械の蓋を作る会社です。工場にはたくさんの旋盤や溶接の機械があり、まさに「ガテン系」そのもの。

求人系の記事を書くための取材で訪問したのですが、勝手な印象で、「会社が欲しがっている人材は、若い男性だろう」と思っていました。

ところが。

仕事内容について伺う途中、念のため「求人対象としてイメージしている人の年齢や性別、経験の希望を教えてください」と聞いてみたら、驚く答えが返ってきたのです。

「経験があればうれしいですが、それよりコミュニケーション能力重視です。ちゃんと会話ができれば年齢は問いませんし、未経験でも教えるから大丈夫。女性も歓迎します

まさか女性でもいいという答えが返ってくるとは思わなかったので、「女性でも大丈夫なんですか?」と聞き返しました。

すると……

「工場にはジブクレーンという小型のクレーンがあって、手で持てないような重たい部品はクレーンを使って運ぶので、想像するほど力仕事ではないんですよ。実際、男性社員でも作成する製品をクレーンで運んでいますから」

とのこと!

そうなんだ……。

さらに

「今いる社員でいちばん年長者は70代です」

という驚きの情報が。

「70代でも働けるんですか?」

と聞くと

経験がないと動かせない旋盤があり、70代の方はその旋盤を担当しています。それが使える人が本当にいないんです。あとは、どうしても経験が必要とされる場面が多くて……。ですから、経験さえあれば50代でも60代でも歓迎なんです!」

「もちろん、経験がなくても、足腰がしっかりしてて、ちゃんと動ける方ならシニアでもいいんですけどね(笑)」

ということでした……

70代の社員さんしか使えない旋盤がある。っていうか、その技術を早く若手に伝えて使えるようになっていかないとまずいのでは、という思いとともに(そんなこと、企業様ももちろん承知でしょうが)、

その技術を身に着けたら、あちこちから引っ張りだこなのでは???

と感じたのです。

さらにその後、社員さんにインタビューをしたのですが、印象的だったのが、未経験から転職したというある社員さんの言葉(男性です)。

「手に職をつけたかったんです。それから、年齢を重ねても働ける仕事をしたかった。他にもいくつかの会社を検討しましたが、ひとつの仕事の流れを任せてもらえて、一連の作業が一人でできるようになる会社を選びました。流れ作業で『一部の業務だけしかやらせてもらえない』ところだと、結局手に職がつかないので、避けました」

彼は、いずれ結婚するときに相手を不安にさせないように……と考えて、「転職して手に職を付けよう」と思ったのだそう。今、さらにできることを増やすために腕を磨ている最中なのだとか。

プログラム作り、精密機械での検査もある

さらに仕事内容を聞いてみると、金属を加工する機械に、どうやって切ったり削ったりするかというプログラムを自分で考えて入力したり、精密機械を使って完成品のサイズをチェックするといった工程もあり、イメージしていたほど「ガッツリ!ガテン系」ではありませんでした。

また、その会社では「有給バリバリ取得していい!」「家族イベントにも理解あり、運動会で休むのOK!」「残業めったにありません!」だそうなので、ママさんでも働きやすそうです。

こういう、「技術者」って、簡単になれるものではありません。けれど、なりたいという人も多くないので、ねらい目なのかな、と感じました。

もちろん、すべての会社がこういう働きやすそうな会社というわけではないので、「見比べて選ぶ目」も必要です。けれど、

「女子だから事務!接客!受付!」

といった、誰にでもできるような仕事ばかり選んで経験とも言えない経験を積んでいくのと、

「私、1人でNC旋盤動かして金属加工できます! プログラミングから任せてください!」

という技術者になるのとでは、全然違うのではないかと。50歳、60歳になったとき、変わらず仕事があるのは、「手に職を付けた技術者」だと思うのですが、どうでしょうか。

ガッツリなガテン系!宮大工、瓦職人、左官が足りない

こちらもたまたま仕事で知り合った方からお聞きしたのですが、関東にある、寺院専門の建築や修繕を請け負っている、ある会社さんが、あちこちから「お願い!」と言われて非常に忙しいらしいのです。

「え、そんなところから!?」

という遠方からも仕事の依頼が入り、てんやわんやなのだとか。

つまり、県をいくつも超えたところにある会社に依頼しなくてはいけないくらい、寺院系の建築物の建築・修繕ができる人がいないということです。

確かに、同級生で「宮大工になった」って人、いないな……と思いましたが、お寺や神社って、この先も絶対になくならい施設なので、宮大工さんは必ず求めら続ける仕事。

「女性の大工さんっているの!?」

「女子でもできる仕事なの!?」

と思いますが、調べて見ると、けっこういます!

例えばこちら。

父の背中を追いかける 女性大工職人

女性建築家 さくら組

さくら組さんの記事によると、大工になるための学校(蕨戸田建設高等職業訓練校建築科)もあるのだとか!

それから、瓦職人。

実は2018年の、大阪で大きな被害があった台風のあと、「多くの家がずーっと屋根にブルーシートをかけたままだ」という記事を先日どこかで読みまして(1年以上たっているのに!)、その理由が、瓦を直してくれる職人さんが少なくて、頼んでもすぐに処置してもらえず、多くの家がずーっと順番待ちしているためなのだとか。

実は似たような話を2011年の東日本大震災の後の東北でも聞いたことがあり、日本の「瓦職人不足」は長期間にわたっているようです。

2019年の今年は千葉で多くの家が屋根に被害を受けて、やっぱり瓦職人さんが大忙しなのではないかと……。

 

気候変動による大型台風の襲来と、毎年のように起こる大災害。建築系の「職人さん」は、強く求められる職業だと言えます。

 

最後に、左官。

左官とは「壁を塗る職人さん」のことで、実は私の父が左官です。そして、父は70歳を超えていますが、今でも現役。

「70超えてるんだから、もう仕事は引退したら!?」

と本人にも言っているのですが、

「とにかく仕事が次々にあって忙しい」

ことと

「他に趣味もないから、仕事していたほうがいい。それに、仕事をずっと続けていると、若く見られる! 法事のときに、親戚のおじさんたちが集まるだろう。みんな同じくらいの年齢だけど、他のおじさんたちと比べて見ろ。お父さんが一番若い」

という理由で、すっごく元気に働き続けています。そして、確かに、同年代のほかのおじいちゃんたちと比べると、父はめちゃくちゃ若いです……。背中が伸びていてまっすぐ、足腰が強くて力強い、頭もはっきりしている。なによりたぶん「この年齢になっても、社会から求められ続けている」という喜びと誇りが、若さを保っているのだろうと思います。

左官も実は、女性でもできる仕事で、女性の左官を育成している会社も少なくありません。

「女左官」育成にかけた若き社長の俠気

「女だらけの環境より、男が多い環境のほうが気が楽」「ずっと座ってるのだめ。体を動かして働きたい」という人は、建築系、すっごく良いと思います。

今の職場に不満、手に職を付けたいなら、転職しよう

今の職場がブラック、人間関係が嫌、スキルが身に付かない……

そんな悩みを抱えているなら、思い切って転職しましょう。

「でも、もう若くないし、こんな年齢で転職しても次が見つかるか……」

と不安になる人も多いです。特に就職活動で辛酸をなめた就職氷河期経験者は、転職にしり込みしてつらい環境でも耐えている人がたくさんいますが、

今は、空前の人不足、売り手市場です!

人口の高齢化で労働人口がどんどん減り、海外に行ける若い子はどんどん海外に出ていることもあり、「人が欲しい!」という企業だらけ。

有効求人倍率はバブル期を超え、仕事の依頼はたくさん来るのに「人手が足りないため、仕事を断らなくてはいけないため、収益が減った」ことによる人手不足倒産も相次いでいます。

休職者に対し、「経験がないと」「特別なスキルがないと」と冷たい対応をする企業がいたのは、もうひと昔もふた昔も前の話で、今は「経験なんていらない、入ってから教える、とにかく人柄重視!! だから来てくれ!!!」という企業ばかりなんです。

恐れて自分に合わない環境で我慢しつづけるのか、

思い切って飛び出して、新たな人間関係を作ってスキルも自分のものにするのか。

選ぶのはあなたです。

けれど、これだけは自信を持って言えます。たくさんの企業に出向いて求人の取材をしている私だから言える。

 

アラサーでもアラフォーでも、なんならアラフィフでも大丈夫、今の日本、「社員が欲しい!」という会社ばかりです!

ものづくりに関わり「手に職」を付けたいならここ!

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